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​刀鍛冶の匠

平田 祐平 氏
​平田 のどか氏
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刀工 / 村下(むらげ・玉鋼職人)  平田鍛刀場 青梅市

​作品はすべて自社製造の玉鋼を使用

祐平さんが刀鍛冶を目指すきっかけになったのは、学生時代に熱中していた剣道でした。剣道の原点である刀に興味を持ち、将来のキャリアとして武士の刀に関連する仕事をにつくことを決意したのです。

高校卒業後すぐに、岡山県備前長船で自家製鋼の名工・上田祐貞に入門し、13年間にわたり自家製鋼と鍛造技術を習得しました。 その後、東京都青梅市で独立し、現在は自身の工房で全国でも数少ないたたら製鉄で日本刀の原料となる玉鋼を生産し、日本刀や包丁を製作しています。

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素延べ(引用 平田鍛刀場Twitter).jpg

”今もなお日々修行の毎日です”

一般的に、初心者レベルの鍛冶屋になるには約5年かかると言われています。

祐平さんがこの世界に入ってから約15年近く経ちますが、仕事のパフォーマンスを向上させるポイントはまだたくさんあると常々考えています。

 

「他の人が私の仕事をどのように評価するかはわかりませんが、私にとっては、改善点を常に探しているので、日々練習し続けなければならないと思っています。」

祐平さんは仕事が順調に進んでいても、それはいまだ完璧ではなく、自身のスキルを維持し鍛冶感覚を向上させるためには、毎日火のそばにいる必要があると言います。

​奥様は日本で唯一の女性たたら製鉄職人

たたら製鉄は、日本古来の伝統的な製鉄法です。

原料の砂鉄と木炭を炉で途中5分おきに砂鉄と炭を投入しながら約8時間焼き玉鋼が完成します。

 

祐平さんの妻 のどかさんは、彼から直接たたら製鉄法を学び、高収量で粘り強く、加工しやすい品質の玉鋼を生産しています。

「現在、全国の刀鍛冶は約170人いますが、ほとんどの人が同じ材料を使っており、自家製の玉鋼を使って刀剣を作っている刀鍛冶は私たちを含めて5人程度です。」

今日では、何百トンもの鋼を工場で非常に低コストで製造できるため、従来の鋼の製造方法は非効率的ですが、自家製の玉鋼は鉄以外に含まれている多くの不純物によって鍛接しやすく、

熱することで硬く粘り強くなり、さびにくく、研磨しやすいというメリットがあります。

一方、鉄板などの現代的な製法で作られた鉄同士の接合は溶接しか方法はありません。

そのため、自家製の玉鋼を使用することにより唯一無二の作品(刃物)ができます。

 

その場で玉鋼を使ってオリジナルの日本刀や包丁、包丁を作っている工房は日本中でもとても珍しく、

現在女性で玉鋼作っているのは、唯一のどかさんだけです。

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​現代のスタイルで日本で屈指の刀匠として活躍中

日本刀鍛冶はかなり古い工芸品で、神々を怒らせると言われていたため、女性は伝統的に工房に入ることができませんでした。

しかし、彼らはそのような古風な信念を気にせず、家族として一緒に働くことは良い点しかないと考えています。

 

「自由に一緒に仕事ができるのは本当にうれしいです。」

 

平田さんご夫妻が力を合わせ、伝統的な刀づくりの素晴らしい工程を守り続けており、

現在、祐平さんは日本を代表する刀匠の一人として知られています。

日本刀の魅力を日々追及しています

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